ニッパーダイを読みながら42
経済ブルジョアジーは自由主義を支持した。 自由主義的左派は、民主主義的である。 歴史は、啓蒙主義や観念論哲学による、規範的な根拠づけを破壊し、 目標を新たに歴史的な条件のなかに定着させた。 この歴史学は、単なる実証主義ではなく、 コミット(積極的にかかわる、責任を持つ、約束すること)する歴史学であり、 自由主義的で国民的な目標なのである。 自由主義的な歴史主義は、社会主義的な歴史主義とは異なり、 革命的ではなくて、改革的である。 現実主義的な転換とは、経済に目を向ける動機も属している。 1848年を継承する市民的な自由主義と、民主主義は、一つにまとまった。 しかし民主主義に対する警戒は残り続けた。 自由主義はプロテスタント的であり、反カトリックだった。 産業化が進展するにつれて、市場と競争を指針とする、 自由主義的な経済政策の諸原則「営業の自由と流通の自由、とりわけ自由貿易主義」が勝利を収めた。 二重の路線が存在していた。 一方では、市場の解放を主張する路線が、 他方では、経済の国家への組み入れを主張する路線が、存在していたのである。